日経新聞のWebサイトBizPlusに連載している「適用直前! 工事進行基準で経営はこう変わる」第4回「工事進行基準で計算してみよう」が公開されました。

C調な題名とは裏腹に、今回は具体的な金額を用いて工事進行基準の計算を行なっていますので、簡単に読み流すだけでは理解しづらいと思います。そこで、進行基準による計算を行なう際に誤りやすい点について、事前に補足しておきます。

1 当期工事原価算出式の変形
 原価比例法を採用した場合には、当期工事原価=当期発生工事原価に計算式を単純化することができるので、工事原価については按分計算は不要になります。

2 過年度分を控除する。
進行基準の計算で面倒なのは、2年目以降です。進捗度の計算は工事開始からの累積的な進捗度を使用しますが、当期収益計上額は前年までの収益計上額を控除しなければならない点に注意してください。

この2点を予め注意していただければ、計算例も理解しやすいと思います。

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