2010年4月23日に金融庁から、「国際会計基準(IFRS)に関する誤解」が公表されました。
http://www.fsa.go.jp/news/21/sonota/20100423-2/01.pdf
IFRSに関する17個の疑問点と、それに対する考え方をまとめたものです。
個別的事項の6番に、
6.減価償却の償却方法は、定率法が全く使えなくなるのではないか
(誤解)IFRSになると、有形固定資産の償却方法は、定率法は全く使えなくなり、見直しが必要。
というものがあり、その回答(実際)は、
IFRSは、減価償却は資産の償却可能価額を耐用年数にわたって規則的に配分するものであり、償却方法は、将来的な資産の経済的便益の消費パターンを反映したものを採用しなければならないとされている。定率法と定額法との間に優劣はない。
となっています。定率法の是非を問うのではなく、我が国における税法基準に準じた減価償却計算の是非についての見解をいただければ、もっと実効性のあるものになったのではないでしょうか。
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