本日、4月3日発売の新刊、 『儲けにつながる「会計の公式」』の見本版が届きました。
お陰さまで、前作 『借金を返すと儲かるか?』が好評なため、日経ビジネス人文庫として文庫化に至った次第です。
ご愛読いただいた皆様に、お礼申し上げます。
単行本を、そのまま文庫化するのでは能がありませんので、今回は、『12歳でもわかる!決算書の読み方』で開陳した、B/S似顔絵分析法の解説を大幅に加筆しております。
「何だコリャ?」
そう、思われた方も多いでしょうが、何を隠そう今回の装丁はブックデザイン界の第一人者、鈴木成一氏 の作品であります!
NHKのザ・プロフェッショナルにも登場されましたので、そちらをご覧になられた方も多いと思います。
鈴木氏は、扱う装丁が年700冊(!)、手がけた装丁は延8,000冊(!!)を超える、超売れっ子装丁家です。
(もともと日経ビジネス人文庫の多くを担当されており、私の著作も、そのうちのひとつにすぎないのですが)。
『鈴木成一 装丁を語る。』 (鈴木氏自身が代表作を選び、演出意図を解説した本です)
原稿を読まれた鈴木先生の当初の提案は、本文中の「会計ブロック」を用いたものだったのですが、私が無理やり「どうしても目を入れてください」とお願いした結果、このような表紙になりました。
あらためて、鈴木先生の作品群をながめてみますと、
この輝かしい歴史の1ページに、今回の作品を加えてしまっていいものかと、申し訳ない気持ちであります。
ちなみに、前述した『鈴木成一 装丁を語る』の帯文を、村上龍氏が書かれており、
『「内容を厳密に、かつ抑制して暗示する」
それが鈴木成一の装丁だ。
ときおりそれは、作家自身を驚かせる。
そんな装丁家は他に誰もいない。
― 村上龍』
この様な名文を前に、益々、恐縮するしかありません。
(どうみても、今回の作品は 「抑制して暗示」ではなく、 「そのまんま明示」してます)
いずれにしろ、中身はまっとうな会計書籍ですので、書店で見かけましたら、手に取って、一読(できれば、レジまで持って行って)いただければ幸いです。
【追記】
本日、小飼弾さんの 404 Blog Not Found にて、『会計の公式』をご紹介いただきました。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51227283.html
表紙が「似顔絵」になっているので、 『12歳でもわかる!決算書の読み方』 (フォレスト出版)を連想された方もいらっしゃると思いますが、今回、文庫化された『儲けにつながる「会計の公式」』の原著は『借金を返すと儲かるのか?』(日本経済新聞出版社)です。
文庫化にあたり、B/S似顔絵分析法の解説を加筆したため、このような表紙になっています。
再掲された小飼さんのブログを読まれて、単行本の『借金を返すと儲かるのか?』(日本経済新聞社)を購入しようとしている方がいらっしゃるようですが、来週発売される文庫版の方がお得ですので、くれぐれもご注意ください。
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