「磯野家の相続」 シリーズで有名な弁護士の長谷川裕雅先生 から、新刊 『相続で泣きたくなければ 不動産のしくみを知りなさい!』を献本いただきました。

長谷川先生の磯野家シリーズ最新刊 「磯野家の相続リターンズ」 は、奇遇にも 拙書の新刊 「仕事で会社の数字の大切さに気付いたら読む本」と同出版社かつ同時期の刊行です。

20140312

(出版社の期待度が、広告面積に如実に表れていて切ないです)

不動産関連の書籍としては、先日、当ブログで吉澤大先生の『2時間で丸わかり 不動産の税金の基本を学ぶ』をご紹介しました。

吉澤先生の著作は、不動産業や金融業などのプロを対象とした不動産税制の入門書でしたが、本書は一般の方々を対象に不動産のしくみを解説するものです。

相続の悩みで一番多いのは
「両親の住んでいる自宅が一軒あるのだが、相続税はかかるのか?」
という疑問です。

本書は、そのような悩みを抱えている方を想定読者に設定し、それら読者の立場から構成されています。
したがって、相続税だけに限らず、遺産分割から不動産取引の実態まで、不動産に関わるテーマを網羅的に扱っており、税務に強い弁護士という作者の特徴が発揮されています。

文庫ながら書き下ろしのため、タワーマンション節税などのトピックスにも言及されており、先ほどの疑問が頭をよぎられた際には、まず最初に買う一冊としてお勧めです。

ちなみに長谷川先生ご自身としては、過去の作品の中で 『なぜ酔った女性を口説くのは「非常に危険」なのか?』 が一番の自信作とのことです。

こちらの書籍は、軽率な行動が身の破滅を招くという、男女間の恐ろしい事例を集めたもので、大人のための啓蒙書(?)として価値が高い一冊です。
ただし、刺激的な内容も含まれるためご購入は18歳以上の方に限ります。


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