5月末に台湾で刊行した 「早い話、会計なんてこれだけですよ!」 の販売状況の視察に台湾へ行ってきました。

台北駅近くにある重慶南路沿いは、多くの書店が集まる書店街になっています。

早速、書店をのぞいていきますと、発売してからまだ1ヵ月ということもあり、ほとんどの書店に拙書が並べられておりました。

さらに、重慶南路書店街のほぼ中間に位置する黎明文化書店のランキングを見てみますと・・・・
なんと、売上ランキングの第10位にランクイン!

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(この書店のランキングは「文学類」と「非文学類」の2ジャンルに分けられており、「非文学類」の第10位でした)

私の捏造(?)ではない証拠として、書店員さんにも写真に入ってもらいました(お仕事中に、ご協力いただきありがとうございます)。

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台湾には再販制度がないため書籍の値引販売が可能であり、値引率も書籍の種類や書店によって様々です。
ビジネス書の多くには「79折」というシールが貼られていて、これは定価の79%、つまり21%引きを意味しています。

以前、韓国語版を刊行した際に、現地の編集者に韓国の書店事情についてうかがいましたが、韓国ではネット書店の台頭により書店の寡占化が進み、ソウル市内の中小規模書店はほぼ絶滅したとのこと。

一方、台湾では、まだ多くの中小書店が営業しており韓国ほど寡占化は進んでいません。
重慶南路書店街以外にも、日本人観光客の多い中山駅の地下には中山地下書街があり、20から30件の書店が軒を並べています。

ただし、これらの中小書店は、特定のジャンルを中心とした専門書店がほとんどです。
特に重慶南路書店街では、入試や資格試験向けの参考書を中心とした書店が多く見受けられました。

台湾の大型書店としては誠品書店が有名です。
誠品書店は、書店とは言うものの品ぞろえが個性的で、5から6階のフロアのうち書籍は2フロア程度、、その他のフロにアは文具や雑貨、フードコートが入っています。
日本で例えれば、ロフトや東急ハンズの店舗の2フロアを書籍に置き換えたような構成になっています。

中小店、大型店ともに生き残りをかけた戦いが繰りひろげられています。

週末を利用した駆け足の台湾訪問でしたが、店舗別のランキングとはいえ、ベスト10入りは嬉しい誤算でした。

この勢いで、世界制覇目指して頑張りたいと思います!


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