本日、12月9日付けで日本公認会計士協会のIT委員会からIT委員会研究報告 「ITを利用した監査の展望 ~未来の監査へのアプローチ~」の公開草案が公表されました。

http://www.hp.jicpa.or.jp/specialized_field/post_1838.html

「未来の監査へのアプローチ」と、まるでSF映画のようなタイトルがついていますが、実際に最後の章では未来の監査の姿をモノローグ形式で記述するというSF小説のような作りになっています!

本研究報告では、未来の監査の概念を、次のように定義しています。

「ITが全面的に利用されている企業環境において、ITを活用することにより、被監査会社の重要なデータについては全データをリアルタイムで検討し、統計学的なアプローチによりビッグデータ的な分析手法も含めて、精査的・統計的手法により比重を置いて監査意見を形成する監査の体系」


被監査会社のデータを継続的に監視し続けるCA(Continuous Auditing)の仕組みや、KPMGがF1のマクラーレンチームと組んで新しい監査手法に取り組んでいる話とか刺激的な話が盛り込まれた今までにない革新的な研究報告と言えましょう。

なお、公開草案への意見提出期日は2016年1月12日までです。

これからは、CAと言ったらCabin Attendantではなくて、Continue Auditingの時代ですよ!


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